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新世界

国立療養所小浜病院までは、小猿家の親族の中で唯一まともな篤叔父さんがワゴン車に乗せて送ってくれました

私は車の免許は持っていないので、交通手段はバスだけだし

おまけに私はバスに酔うので、今後の事を思うと憂鬱でした


病院はかなり古くてオンボロでした

案内された小猿の部屋は6人部屋で、内科も外科も整形外科も混合でした

大学病院は綺麗で大きくて明るい部屋でしたので、あまりの落差にガッカリでした

やはり最初に看護師さんがアナムネーゼを取りに来て、私を娘さんと呼ぶので小猿が訂正し、オリエンテーションが済み、部屋の患者さんへ挨拶をして荷物を片付けていると、主治医が来ました



わたくしが担当します、久世であります!!



先生は敬礼をしています

私も小猿もどうリアクションしていいのか解らず、固まりました



小猿です、宜しくお願いします



思い出したように慌てて挨拶をすると、その先生は敬礼したまま



わたくしは、当病院の副院長を務めております!!



・・・はぁ、わかりました



暫く敬礼のまま私達を見ていた先生は、ピシッと手を横に降ろし、向きを変え出て行きました



なんなの、これ・・・??



私がポカーンとしていると、小猿がポツリと



軍隊かぶればい



口に出してしまい、私も堪えきれなくなり笑ってしまいました

小猿も篤叔父さんもゲラゲラ笑い出し、3人で暫く笑っていました

その間、部屋の患者さんはシーンとしていて、不気味な感じさえしました


篤叔父さんの家は、小浜と長崎市の中間くらいの場所で、どうせ私はまだここにいるのだろうから、と1人で帰って行きました


私達は、もう既にホームシックになっていました

お昼は過ぎていたため、私が何か食べ物を買ってくると言うと、小猿も行くと言うので、看護師さんに車椅子を借り、買い物がてら院内を散歩しました



おいこんがんとこ嫌~・・



私も嫌~・・・



大学病院が良かったね~・・



ほんとね~・・・



みりちゃん、夕方には帰っとやろぅ?



うん、最終バスで帰る



あ~~ぁ、いやなぁ~・・・



私が帰るまでに、だいかと喋りゆっごとならんばばい



ほんとよね、おいひとりになるもんね



うん、じゃあ戻ろうか



私達は、居心地最低の部屋に戻り、隣の患者さんをこっそり観たり、話の種を探しました



近くのかたですか?



私は思い切って声を掛けると、新聞を読んでいたその患者さんが



はい、小浜です、お宅は長崎ですか?



どうにか話が出来そうなので、小猿をつついて話しに入れ会話を続けました


ぎこちなかった会話も、なんとかすすみ、夕食が来て小猿の分を運ぶと



奥さん、良かったら食わんですか?



向かいの患者さんが羊羹をくれました

ありがとうございます、と受け取り、羊羹は好きではなかったですが、すぐに食べました

食事が済む頃には、なんとなく穏やかな空気が流れ出しました



バスの時間ば見てくうかな?



私がバス停まで行こうとすると、部屋の人が時刻表を見せてくれました

どうにか仲間に入れてもらえたようです

帰る時には 遠かとにお疲れさん  と言ってもらえました

古くさい温泉街のオンボロ病院、この地で小猿のリハビリ生活が始まりました

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No title

どんな場所であろうと、一緒にすごす人達によって
地獄にもなり天国になりますよね。
新しい環境でもすぐに溶け込もうとするお二人の姿勢が、
新しい仲間に受け入れられたんだと思います。
人見知りなわたしにはちょっとうらやましいです。

こんにちは♪

リハビリにとってはいい設備があっても、周りの環境に馴染めなかったら居心地悪くなりますよね…

なんだか病気に振り回されているお2人が、それでも負けず立ち向かおうとしているようで応援したくなりますp(^-^)q

こんばんは

みりのこさん、その先生ちょっと変(笑)

温泉プールは良いのにオンボロとは( ̄∀ ̄)

小猿さん、リハビリ頑張れ~ー!!

No title

おばんです。
僕が入院していた病棟は
眼科・皮膚科・耳鼻科混合で6人部屋にいました。
ほとんど会話もなく
本を読んだり携帯いじったりして過ごしました。
小猿さんが入院した病室と似た感じだったかも・・・
自分の場合はそれはそれで面倒じゃなかったので助かりました。

Re: No title

★まーるまーさん
こんばんは、コメントありがとうございます(*^_^*)

> どんな場所であろうと、一緒にすごす人達によって
> 地獄にもなり天国になりますよね。

初めは、よそ者が来た、と言う感じで警戒されていたようです(>_<)

なんとかなりました(*^^)v

Re: こんにちは♪

★うささん
こんばんは、コメントありがとうございます(*^_^*)

> リハビリにとってはいい設備があっても、周りの環境に馴染めなかったら居心地悪くなりますよね…

同じ長崎でも雰囲気が全然違うから、すぐに嫌になりました(>_<)

Re: こんばんは

★あーたん
こんばんは、コメントありがとうございます(*^_^*)

> みりのこさん、その先生ちょっと変(笑)

ほんとに変な先生でした(>_<)

> 温泉プールは良いのにオンボロとは( ̄∀ ̄)

ほんとにオンボロでした(>_<)

Re: No title

★じょにパパさん
こんばんは、コメントありがとうございます(*^_^*)

> 僕が入院していた病棟は
> 眼科・皮膚科・耳鼻科混合で6人部屋にいました。
> ほとんど会話もなく
> 本を読んだり携帯いじったりして過ごしました。
> 小猿さんが入院した病室と似た感じだったかも・・・
> 自分の場合はそれはそれで面倒じゃなかったので助かりました。

面会も毎日行けず、当時は携帯もありませんでしたから、小猿には恐怖だったかもです(>_<)
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プロフィール

みりのこ

Author:みりのこ
みりのこのブログへようこそ☆
私は5年前に小猿(夫)を亡くし、まだ命日の時期には無気力状態になる弱虫です。
でも、そろそろ強くなりたいのです。
14年間の闘病生活を振り返り、小猿からのメッセージを見つけ、今後の人生を楽しく生きて行こうと思います。
よろしくお願いします。
コメントがありましたらmirinoko@gmail.jpまでどうぞ☆

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